「六呂瀬山古墳群」 試掘調査の取材に行ってきました!
8/29から始まっている
六呂瀬山古墳群周辺の試掘調査
の取材に行ってまいりました。
実はワタクシ、古墳内への潜入は今回が初です ドキドキ
今年は、5年計画の3年目にあたり、約1ヶ月間の調査になります。
古墳整備を行うにあたり、すでに発見されている
4基の古墳以外に新たな古墳がないかを調査するための作業です。
古墳群周辺には5本の尾根が伸びており、1年に1本ずつの
計画で、今年は3本目の尾根の調査というわけです。
昨年の調査では、祭祀の際に火を焚くのに使用されたと
思われる穴、土坑(どこう)が2つ見つかったそうです!
試掘には、市の学芸員の堤さん、まち協の清水会長をはじめ、
ベテランの発掘作業員の方から地元の方、町外の方まで9名が、
太い木の根っこや細かな雑草を刈りながら
通称「ガリ」と呼ばれる道具で、土を一層ずつ削り、
掘り下げていくという根気のいる作業を毎日されています。
この場所に、波多野家vs上杉家の戦の際のとりでとなった、
一夜城と呼ばれる山城があったとされる伝承がありますが、
今回の調査で、やぐらの跡、或いは、くるわと呼ばれる施設跡の
一部などが見つかれば、その伝承の裏づけになるんだというような、
何だかワクワクするようなお話も聞かせていただきました。
白いラインの内側が、何か発見できる 中央に見える白い丸い石は、1600年以上前に
可能性が高い場所です。 九頭竜川から運び、古墳の周りに葺いた葺石が
土の層の色が他と違って、黒っぽい! 何らかの自然の作用で転がってきたもの。
2時間あまりでしたが、途中、
江戸時代の盗掘跡を見せていただいたり
発掘に関する深~いお話を聞けたりと、
面白く勉強させていただいた取材となりました。
作業されているみなさんも、やはり発掘のおもしろさ、奥深さに
魅せられているのだなと感じました。
地元民として、また今年も新たな発見があるといいなぁと期待しています
作業の中、ご協力ありがとうございました